よくある質問
新米について
- 新米の時期は?
新米が出回る時期は「秋」です。お米が食品である以上、法律(JAS法による既定)で新米の定義は決められています。
JAS法による新米既定は収穫された年の年末までに容器に入れられた、もしくは、梱包された玄米や白米のことを示します。
また、JAS法では精米月日の表示が義務付けされています。
お米の米穀年度(日本で米穀の取引に関わる年度のこと)11月1日から10月31日までの1年間です。
米穀年度による新米の既定は、11月以降に摂れたお米が新米と定義されます。米穀年は11月スタート。お米の品種改良や環境変化によって収穫の時期が早まってきています。
そのため、この法律からすると、その年の9月、10月に収穫されたお米は前年度の収穫扱いになってしまい新米扱いになりません。- おいしい新米の見極め方は?
新米はおいしいのもあれば、そうでないものがあります。そこでおいしいお米の選び方をお教えいたします。
- お米がわれていないかどうかを見る!
- お米が掛けていないかどうかを見る!
- 細かいお米が混じっていないかを見る!
- 白いお米が混じっていないかを見る!
この4点を見分け、選んでください。
最後にここがとても大切です!!
お米は生鮮食品なので、精米した時から劣化は始まります。購入時は必ず、精米日を確認しましょう。
炊き方について
- 新米の洗い方は?
新米の洗い方はスピード勝負です。
新米は柔らかく、そして水を吸いやすいので、スピード勝負です。
現在では精米技術が進歩し、ゴシゴシと「研ぐ」というより、ざっと「洗う」くらいで十分。
力を入れ過ぎずに同じ方向にぐるぐるとかき混ぜます。
ギュッと力を入れてしまうと、米粒が割れてしまい、風味が落ちてしまう原因に。
指の腹を使って、優しく洗いましょう。- ボウルにたっぷりの水を用意し、米を入れたらさっとかき混ぜ、すぐに水を捨てる
- 水を切ったら、シャカシャカと20回ほどボウルの中をかき回すように研ぐ
- 水を入れ、さっとかき混ぜる(水が半透明になるまで3~4回繰り返す)
【注意点】
※お米用の軽量カップを使用する。
※すりきりで計る。
※計量カップはよく洗って、乾燥させた状態で使用する。- 新米の吸水時間は?
時期によって時間が異なります。
芯の残らないおいしいご飯を炊くために、お米の芯まで水を浸透させる作業です。
10秒程水切りしたお米をたっぷりの水に浸します。・夏季(水温約25度)→40分
・冬季(水温約5度)→60分- 新米を炊く際のお水は?
「軟水」が適しています。
私たちがいつも飲む水は、含有するカルシウムとマグネシウムの量に基づいて測定される硬度によって「硬水」と「軟水」に大別されます。
炊飯には「軟水」が適しています。
「軟水」とは硬度60以下(硬度60=水1Lあたりの炭酸カルシウムの量が60mg)の水で、日本の水道水は、ほぼこの基準を満たしております。
また、国産のミネラルウォーターも軟水が主流で、おおむね炊飯にてきしています。逆に、外国産のミネラルウォーターに見られる「硬水」(硬度120以上の水)を使用すると、ご飯の炊きあがりが硬くなり、パサついてしまいます。
- 新米の水加減
新米の水加減
新米は収穫時間の経ったお米と比べると水分量が多く、そのため、いつもと同じ水加減で炊くと少しべちゃっとしてしまいます。
普段の一割減くらいで炊いてみてください。- 新米の蒸らし時間は?
炊きあがり後、15分がちょうど良いとされています。
15分以内だと芯が残ったご飯になり、逆にそれ以上だとムラのあるご飯になります。
- 新米の飯切り方法は?
しゃもじでよくほぐしましょう。上手にほぐすには、大きめのしゃもじを使いましょう。
ご飯の表面を空気に触れさせると、シャキッとした歯ごたえと、なんとも言えぬ「艶(つや)」、「輝き」が出てきます。
釜とご飯の間にしゃもじを深く差し込み、ご飯にしゃもじで十字に切り込みます。
四方より底から大きく掘り起こすように返します。
ハラハラと空気と混ぜ合わせるようにほぐしてください。蒸らし・ほぐしを完了してから約20分以内が、一番おいしい食べ時です。
また、電子保温ジャーでの使用期限は4時間以内がベストです。